家族計画を考えて・・・
東京では、インフルエンザが猛威をふるっておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
妊婦さんやまだ小さな赤ちゃんのいるお母様方は特に、人混みを避けて、うがいや手洗いをまめにしましょう! 今日は、よくご質問のある産後の生理の再開についてお話します。 悪露がすっかり止まった、とほっとしたのも束の間、すぐ(産後2ヶ月弱)に月の使者が(生理が)やってくるママさんも、時々いらっしゃいます。もちろん、ほとんどおっぱいをあげていない方は、早くに生理が再開しやすいですが、赤ちゃんに頻繁におっぱいをあげている、完全母乳の方でも来るときは来ます。(若い方に多いようです。) ですから、次の赤ちゃんをすぐにお考えでなければ、最初の夫婦生活からきちんと避妊しましょう。 いったん、生理が再開しても、おっぱいをあげている間はホルモンバランスが戻りきらず、生理が不順だったり、無排卵月経だったりするかもしれません。ですから、この期間は生理不順などに関しては心配はいらないでしょう。 また、生理中でも赤ちゃんにそのまま授乳を続けてかまいません。 赤ちゃんが、いつもと少し違う反応をするという方もいらっしゃいますが、心配はいりません。 おっぱいをあげる頻度が少なくなってくると、生理が再開しやすくなります。一方で、断乳や卒乳をしてから、やっと生理が再開する方もいらっしゃいます。 もし、断乳、あるいは卒乳後、3ヶ月くらい経っても生理が再開しなければ、できれば、まず1ヶ月は基礎体温をつけてみましょう。(これでホルモンの働きがある程度分かります。)それから、その基礎体温表を持って、婦人科で医師に診てもらうといいですね。 |
風邪のひき始めに・・・
年が明けて初めてのブログ更新です!
皆さん、年末年始はいかがお過ごしでしたでしょうか? 寒い日が続き、風邪をひくなど体調を崩された方も多いのではないでしょうか。 妊婦さんや、授乳中のママ&赤ちゃんは、なるべくお薬を使いたくないですから、 風邪をひかないように日頃から身体に気をつけることが大切です。 早寝早起きで規則正しい生活、栄養バランスのとれたお食事、適度な休息と運動・・・ どれも当たり前のことのようですが、なかなか維持するのは大変な方も多いでしょう。 でも、ちょっと体調が悪いな、とか、ちょっと疲れてるな、という時は、 栄養ドリンクやサプリメントにばかり頼らず、ご自分の生活を振り返ってみるとよいかもしれません。 本格的に体調を崩す前に、体調を整えられると良いですね! 腰などにカイロを張って温めたり、ネックウォーマーやレッグウォーマー、五本指靴下などで身体を冷やさないようにしたり、 温かい飲み物を頻繁に摂るようにしましょう。 また、風邪をひいたかも?というときには、生姜ハチミツ湯のような飲み物や、大根あめもいいですね! 咳や鼻水が出始めた時には、「たまねぎのみじん切り」という方法もあります。 でも、やっぱり一番大切なのは、風邪をひく前の予防ですね・・・ ☆ 生姜ハチミツ湯・・・生姜のしぼり汁(あるいはすりおろしたもの)をお湯で割り、ハチミツをお好みの量加えてできあがり♪ とっても、体が温まって、喉もスッキリします! (※ハチミツは1歳未満のお子様には与えないようにしましょう) ☆ 大根あめ・・・きれいに洗った大根を皮ごと1センチくらいの角切りにし、清潔なガラス瓶などに入れ、大根がひたひたにかぶるくらいの蜂蜜を入れる。 一晩、置いたらできあがりです! スプーン1杯程度をそのまま、あるいはお湯で割って飲みます。 ☆たまねぎのみじん切り・・・粗めのみじん切りにしたものを、洗濯ネットに入れその匂いをかぎます。(なるべく鼻の近くが良い) たまねぎの匂いには、殺菌と消炎効果があります。刺激で涙や鼻水が出ますが、軽いうちなら治ってしまいますよ♪ ☆緑茶でうがいをしましょう。・・・普段、家で飲んでいる緑茶を多目につくり、さましてペットボトルなどに入れ、1日何度もうがいをします。 緑茶にも殺菌効果がありますので、風邪予防にいいですよ! |
乳房トラブルにご注意を!
いよいよ、今年も終わりに近づきました。
東京も寒い日が続いています。 この時期は、クリスマスやお正月などの行事が多く、 ごちそうを食べたり、お出かけする機会が多いせいか、 おっぱいのトラブルが多くなりやすいです。 おっぱいにしこりができたり、痛みが出てきたり、白斑ができたり… とママの自覚症状が出る前に、赤ちゃんが気づいてサインを出してくれていることがあります。 どんなサインかと言いますと… ☆ 赤ちゃんが乳首を噛む。 ☆ 赤ちゃんが乳首をくわえたまま引っ張る。 ☆ 赤ちゃんが乳首をくわえたままブンブンと首を振る。 ☆ 赤ちゃんがおっぱいを嫌がる(吸わない)。 こんな赤ちゃんのサインを見たら、「あら?おっぱいの調子がわるいのかしら?」 とおっぱいの状態をチェックしてみましょう。 乳房全体を胸板からはがすように四方八方から触ってみて、痛みがあったり、しこりがあったりしたら、乳腺が詰まりかけている証拠です! まずは、脂肪や糖分の多いお食事を控えて、温かい飲み物を頻繁に摂るようにしましょう。 身体が冷えていると、余計に母乳が詰まりやすくなりますので、レッグウォーマーや厚めの靴下をはく、外出時はマフラーもする、という工夫も有効です。 お風呂でよく身体を温めて、しこりの部分を圧迫しつつ、少し母乳を搾り出してみてもいいですね。 トラブルになっている母乳は、濃い白色だったり、黄色っぽかったりします。 (良い状態の母乳は、お米のとぎ汁のような色です。) また、疲れやストレスが溜まっていることも多いです。 「疲れてるのかも…」というときは、あまり無理せず、ゆったりと過ごしましょう。 それから、あまり授乳間隔を空けすぎないように気をつけて、赤ちゃんにおっぱいをよく飲んでもらいましょう。 離乳食が始まっているお子様の場合は、少し離乳食を減らして母乳を飲んでもらう回数や量を増やすと良いかもしれません。 しこりの部分を少し手で圧迫しながら授乳したり、いつもと違う方向(抱き方)で授乳してみるのも良いですね。 ご自分のおっぱいの状態を気にするように心がけると、大きなトラブルを未然に防ぐことができます! |
早産を予防しよう!
早いもので12月ももう半ば。今年一年締めくくりの時期ですね。
お忙しい方も多いと思いますが、きちんと食べてきちんと睡眠をとって・・・ 風邪など引かないよう、どうぞご自愛ください。 今日は、「早産」についてお話しします。 「早産」とは、妊娠22週以降37週未満で赤ちゃんが生まれることを言います。 (ちょうど予定日が40週0日になります。妊娠22週未満は、「流産」と言います。) この妊娠週数は、あらゆる医療の手をつくして、赤ちゃんを助けることが可能といわれる時期です。 ただ、生まれる時期が早ければ早いほど、赤ちゃんを助けられない確率、あるいは後遺症が残ってしまう確率が高くなってしまいます。 妊娠34週以降であれば、まず赤ちゃんは臨月で生まれた赤ちゃんと変わらないくらい、元気に育つことが多いですが、 小さいうち(未熟なうち)に生まれると、赤ちゃん自身はもちろん、ママもご家族も大変です。 赤ちゃんはやはり予定日近くに生まれてくる方が元気でたくましく、ママも育てやすいです。 たった2~3日の違いでも、お腹の中の赤ちゃんにとっては大きな違いになります。 もちろん、赤ちゃんにとっても予定日近くに生まれる準備ができてから生まれる方が、圧倒的にストレスが少ないです。(妊娠高血圧症候群などの例外はありますが) ぜひ、ママとご家族と協力して、赤ちゃんにとって良い時期に産んであげてください。 そのためには…やはりストレスをためない、疲れすぎない、身体を冷やさない、バランスの良い食生活、早寝早起きの規則正しい生活…当たり前のようで難しいことかもしれません。 早産する恐れのある状態になることを「切迫早産」といいます。 症状としては、お腹(あるいは下腹部)が張る(硬くなる)、お腹(あるいは下腹部)や腰が痛かったり重かったりする、性器出血がある、子宮口が開きかけてきている、などがあります。 あまり、自覚症状がない方もいらっしゃいます。 お腹に手を当てて、硬くなってないか、赤ちゃんは元気に動いているか、お腹が冷えていないか、お腹の中の赤ちゃんに話しかけて、しょっちゅう気にしてあげてください。 もし、産科医師や助産師に「なるべく安静にしましょう」と言われたり、子宮収縮抑制剤を処方されたりしたら、一度ご自分の生活を振り返ってみてください。 お薬を飲んでも、お腹が張る(子宮収縮)のを抑えることはできますが、生活を改善しなければ進行してしまいます。お薬には副作用もありますし、なるべくなら飲む期間や量を少なくしたいですね。 処方されたお薬に関しては、医師の指示通りに服用しましょう。もし、お薬の内容や量について不安な場合は、かかりつけの産科医師に相談してください。 また、切迫の原因として、膣炎や絨毛膜羊膜炎などの感染症が挙げられています。疲れすぎると、免疫力も落ちて風邪などの他にも感染症にかかりやすくなりますから、やはり上に挙げたことに注意してください。 赤ちゃんの健康のためには、ママの健康から心がけましょう! |
陣痛を乗り切るために~続き~
前回の続きです。
陣痛を乗り切るために、妊娠中からよく身体を動かすことが大切です、と書きましたが、 「よく歩くこと」のほかに、骨盤底筋を鍛えておくことも大切です。 骨盤底筋とは、骨盤の中の臓器(子宮、膀胱、尿道、直腸など)をしっかりと支えるためにハンモックのような形で張り渡されている筋肉のことを言います。 一昔前は和式トイレがほとんどで、しゃがむ姿勢をとることが多かったのですが、現在は洋式トイレに座ることが多くなり(他にも様々なライフスタイルの変化があるためでしょう)、 日本人の骨盤底筋は衰えていると言われています。 膀胱や尿道を正しい位置に安定させたり、肛門や膣・尿道を引き締めたりする骨盤底筋が緩んでしまい、若い方たちの間でも尿漏れや頻尿などのトラブルが増えてきているそうです。 この骨盤底筋は、妊娠すると大きくなった子宮を支え、また、出産時には産道となるため、弛緩しやすくなります。 ですから、妊娠中から骨盤底筋も鍛えておきましょう! 骨盤底筋を鍛えるためには、毎日コツコツと続けることが大切です。 ですから、なるべく日常生活に取り入れやすい運動にすると良いでしょう! 例えば・・・ ☆尿を出す時に、途中で止めて、出して、という動作を繰り返す。 ☆肩幅くらいに足を広げて、しゃがむようにゆっくり腰を落としていく。(完全にしゃがまず、途中まででOKです。)そして、またゆっくり腰を上げる。これを数分間繰り返す。 トイレで、あるいはテレビを見ながら、気軽にできる体操です。 また、気分転換をかねて、マタニティヨガやマタニティビクスなどもお試しください! 当クリニックでも開催しております。お気軽にご参加くださいね。 http://www.luke.or.jp/guide/maternity/birth_clinic.html#birth-feature |
陣痛を乗り切るために
大分、寒さが厳しくなり、冬らしくなってきましたね!
妊婦さんは、首やお腹、腰、足を冷やさないように…防寒対策をしっかりしましょう。 身体が冷えていると免疫力が低下し、カンジダやGBSといった赤ちゃんへの感染が心配な菌が膣内で繁殖しやすくなります。 また、菌が繁殖しやすい環境になると、卵膜がもろくなり、破水しやすくなります。 防寒対策に加えて、温かい飲み物や食べ物を摂るようにしましょう! さて、今日は「陣痛」についてのお話です。 皆さんがイメージする「陣痛」は、とても怖いものでしょうか? 陣痛というのは、赤ちゃんを娩出するために子宮が収縮することを言います。 ですから、十分な強さの陣痛がないと、赤ちゃんが狭い産道を降りてきて外に出ることができません。 陣痛に伴って、お腹や腰や背中や内腿や…いろんなところが痛くなります。 これを「産痛」といいます。 産痛は、痛みの場所、痛みの強さ・長さ、感じ方など人によって様々です。 助産師が観察して、まだまだ陣痛が弱くて出産には時間がかかりそうだな~と評価しても、産婦さんご本人はとても痛がっているときもあります。 反対に、すごく本格的に強い陣痛が来てるけれども、産婦さんご自身は「まだまだ大丈夫です~」なんて方もいらっしゃいます。 できれば、痛みが強い時間をなるべく短く過ごしたいですよね! そのためには、ご家族のサポートがとても大事です。 痛いときに、痛いところをさすったり、押したりしてもらうと、ずいぶん楽になります。(これがすごく大事!) コツは、出産のときに助産師にアドバイスしてもらいましょう。 力の入れ加減や位置などは、その時その人で違うので、ご本人に聞きながら行うと良いですね。 不安や恐怖心が強いと、よけいに痛みが増してしまいます。 助産師の助けを借りつつ、なるべくご本人がリラックスできるように、好きな音楽や香りなども活用すると良いでしょう。 また、食べたくなくても、できるだけ食べられるものを食べるようにしてください。 食べていないと、いよいよ赤ちゃんが出るぞ!という時にふんばる力が出ません。 それから、妊娠期に身体をよく動かすことが大切です! (切迫早産の方は、医師や助産師の安静指示を守ってください。) 臨月は特に身体が重くなって、動くのがついつい億劫になりがちですが、 とにかく、たくさん歩く!1日に1時間~2時間、なるべく早いペースで歩くと良いです。 パパがお休みの時には、一緒に歩いてもらうといいですね。 ママのペースではなく、なるべくパパのペースに合わせて歩くと効果的です。 お散歩デートを楽しみつつ… 時々お腹が張って、「いたたた…」となるくらいが良いです。 それから、家の中のお掃除を毎日しっかりすると良いです。(特に拭き掃除) 赤ちゃんが生まれる前に家の中も隅々までピカピカにしておきましょう! 運動にもなるし、お家もきれいになるので、一石二鳥です♪ |
妊婦さんの腰痛予防
いよいよ、寒さが本格的になってきたでしょうか。
この時期は、体調を崩される妊婦さんやお子様が多く、乳腺炎などのトラブルも多いです。 首まわり、腰まわり、足首まわりを温かくするようにして、冬のお野菜をたくさん食べて乗り切りましょう! 今日は、妊婦さんのマイナートラブルに多い、「腰痛」についてです。お腹が大きくなってくる妊娠8ヶ月くらいから症状が出る方が多いようです。 症状の出る時期や強さは個人差が大きいのですが、約5~6割の方が悩まされるようです。 【腰痛の予防】 1. 適度な運動をしましょう! 妊娠すると、どうしても運動量が減ってしまいがちですが、アクティブに妊娠期を過ごしましょう♪ 腰痛予防のほかにも、過度な体重増加を防ぐことにもなり、血行がよくなることで体調が整い子宮環境も良くなるなど、たくさんのメリットがあります。 妊娠前から運動する習慣のある方は、その運動が妊婦さんに支障のないものでしたら、その6割程度の運動量を目安に続けていただくと良いですね。 あまり運動する習慣がなく、何をしたら良いか分からない、という方は、ウォーキングがお勧めです!ペンギン歩きにならないように・・・なるべく早いペースを維持して歩きましょう。(心拍数120~140くらいを目安に) また、妊婦体操やマタニティビクス、マタニティヨガ、マタニティスイミングなども挑戦してみると良いですね! ただし、お腹が張ってつらい時や医師に安静を指示されている場合は、運動を控えてください。 【参考~妊婦さんが避けた方が良い運動】 ・転倒しやすい運動 ・強く腹圧をかける運動 ・瞬発性が必要な運動 ・気圧が低下する、または水圧が強くかかる運動 など 心配な時は、医師にご相談下さい! 2. 適度な休息をとるようにしましょう。 身体的にも、精神的にも疲れていると腰痛などのマイナートラブルが出やすくなります。 無理せず、休息も適度にとるようにしましょう。妊婦さんは夜も長い時間熟睡できないことが多いですが、夜更かしせず布団に入るようにしましょう! 3. 正しい姿勢を保つように心がけましょう。 下腹部を引っ込めて、お尻をキュッとしめて持ち上げ、頭はまっすぐ上に引っ張り上げる・・・まっすぐな姿勢をとるようにしましょう。お腹が大きくなければ妊婦さんに見えないわ、というくらいスッスッと歩けるのが理想的です。 靴は、かかとが2~3センチくらいで安定感のある、歩きやすいくつにしましょう。 4. 妊婦用コルセットやガードル、骨盤矯正ベルト、腹帯を着用する。 大きくなったお腹を支えて姿勢を保ちやすくし、お腹の保温にもなります。骨盤はしっかりと支えるように巻くと良いです。お腹はあまり締めつけすぎると子宮の血流に良くありませんので、かるく支えるくらいにしましょう。骨盤矯正ベルトと腹帯を併用すると安定感が得られやすいです。 骨盤矯正ベルトは、産後の広がった骨盤を締めるときにも使用できます。 5. 腰をあたためたり、背中のマッサージしてもらいましょう。 腰湯に浸かって、じんわりと汗をかくくらい、ゆっくりあたたまるのもいいですし、カイロなどをあてると少し症状が楽になります。 ご家族(夫)に背中や腰をマッサージしてもらうのも気持ちいいですよ~お腹の赤ちゃんに話しかけるようにしてもらうとさらにいいですね! 6. 市販の痛み止めのお薬や湿布薬などは、赤ちゃんへの副作用が心配されるものが多いので、妊婦さんにはお勧めできません。もし、痛み止めを使うほど、ひどい場合には、必ずかかりつけの産科医に相談して処方してもらいましょう。 |
産後のママの身体
昨日は木枯らし一番が吹き、夜は冷え込みましたね。
今日は、良いお天気で、日中は暖かく過ごしやすい一日になりそうです。 こんな日は、赤ちゃんを連れてお散歩するのも気持ちいいですね! 今日は、産後のママの身体の回復についてのお話です。 日本では昔から、産後3週間目(21日目)あたりに、「床上げ」をすると言います。 つまり、産後3週間はお布団を敷きっぱなしで、昼も夜も赤ちゃんにおっぱいやミルクをあげたりオムツを替えたりする以外はママも赤ちゃんと一緒に寝て過ごします。 生まれたばかりの小さな赤ちゃんがおっぱいやミルクを飲んで順調に大きく育つように集中して、産後の回復のためにママも十分な休息をとるためです。 そして、産後3週間目にやっとお布団を上げて、少しずつ家事なども始めましょう、ということです。 どんなに安産なママでも、3kgくらいの赤ちゃんを産むということは、身体に大変な負担がかかります。 ホルモンのバランスも出産によって、ガラッと変化し、産後は心身ともに休息が必要となります。 (産後はマタニティブルーと言って、精神的にも不安定になりやすくなります。) 1ヶ月健診で、必ず子宮や創の状態をチェックしますが、それで完全に元通り、というわけにはいきません。 子宮の大きさや内膜が元通りになるまで、約8週間程度かかると言われています。 病気ではないので、体力のある方や、とっても安産だった方など、すぐに普段と変わらない生活を始めても大丈夫、と思う方もいらっしゃるかもしれません。 特に、経産婦さんの場合は、上のお子様のお世話や保育園・幼稚園などの行事があると、 どうしても、ご自分の身体の安静よりもそちらを優先してしまうことがあります。 無理に活動していると、産後2~3週間で、子宮からの多量出血で再入院になる方もいらっしゃいます。 また、出産直後は大丈夫でも、歳をとってから、尿漏れや腰痛、子宮脱といったトラブルが起きやすくなると言われています。 また、いつまでもずるずると身体の不調を引きずってしまうこともあります。 どうか、少なくとも産後3週間は、ママ自身の身体の安静と、赤ちゃんのお世話を最優先にしてください。 そのためにも、ご家族のサポートは欠かせません! |
おっぱいに傷ができたら?
今日は、乳頭亀裂や乳頭の傷についてのお話です。
おっぱいを赤ちゃんが浅くくわえて授乳している場合や、歪み飲み(おっぱいをまっすぐくわえていない)している場合、 また赤ちゃんに噛まれたときなどに、おっぱいに傷ができてしまい、 直接飲ませるのが痛くてどうしてもできない!ということがあります。 【対処法】 ☆ 授乳後にそのままにしておくよりも、母乳を乳首に塗って(母乳自体に殺菌効果があるので)、ラップを小さく(5センチ四方くらい)切ったものを乳輪部までかぶせる。 ☆ 母乳だけではなく、ピアバーユ(馬油)やピュアレーンなどを塗っておくのも、 傷の治りが早くなるのでオススメです。 これらは、赤ちゃんのお口に入っても害はありませんので(天然の物なので)、授乳前に水で濡らしたガーゼのハンカチなどで軽く拭き取るくらいで大丈夫です。 ☆ 一時的に搾乳して哺乳瓶であげて(哺乳瓶を嫌がるようならコップで飲むような感じで赤ちゃんのお口に少しずつ流し込んであげて)直接飲ませるのを一時的にお休みしてみる。 乳頭保護器などは、つけても乳頭が引っ張られるのは変わらないので、やはり痛いかもしれませんが、直接くわえるよりは痛みが軽いこともあります。 もし痛みが我慢できるならば、直接飲んでもらう方が おっぱいへの刺激が効果的で分泌も良くなるので、できれば直接吸ってもらう方がいいです。 ☆ 傷がひどいようなら、産婦人科などを受診し、塗り薬を処方してもらったり、助産師に授乳に関するアドバイスをしてもらったりすると良いですね。 本当はそこまでひどくなる前に、赤ちゃんにきちんと深くまっすぐくわえてもらうように気をつけたり ↓のような工夫をして傷を治すのが一番ですね! 【予防法】 ★ 乳頭に傷がある時の授乳は、お母さんにとって、とても痛いものですが、たまっているおっぱいに感染を起こさないためにも、できるだけ我慢して吸わせましょう。また、傷から出血がある場合、お母さん達はご心配になると思いますが、少量の血液を飲んでも赤ちゃんは大丈夫です。 ★ 乳頭の傷は授乳していくうちに治っていきますが、少々時間はかかります。 ★ 乳頭トラブルの起こる背景に、冷たい物・甘い物・脂っぽい物の取り過ぎがあります。母乳が出にくくなったり、つまりやすくなっていると、赤ちゃんが乳首を引っ張ったり噛んだりしやすくなります。赤ちゃんの吸いやすいおっぱいを維持してトラブルを防ぐためにも、お食事にも気を配りましょう。 ★ 赤ちゃんが遊びで噛んでいる場合には、おっぱいに赤ちゃんの顔を押し付けると離してくれます。(無理に引っ張り出すと乳頭を痛めます。) それから、「おっぱいが痛いから、止めてね」ときちんとお話ししましょう。 ★ 噛む原因として、歯が生えてくる時期で歯茎がむずがゆいことが考えられるようでしたら、歯固めなどを使ってもらうのも良いでしょう。 |
妊婦さんとお薬
「このお薬は使っても大丈夫?」「お薬の副作用がつらい」などという不安や悩みを抱えていらっしゃる妊婦さんも多いようです。
助産師としてアドバイスできることは、 「基本的に、医師に妊婦だと伝えて処方していただいたものは、飲んでも大丈夫。医師が必要と診断して処方した薬は、きちんと指示通り服用する必要がある。」 ということです。 産科で妊婦さんによく処方されるお薬としては、貧血のための鉄剤、切迫早産のための子宮収縮抑制剤などがあります。 ただ、どうしてもお薬を使うことや副作用に抵抗があるようでしたら、医師に相談してみてください。 お薬の量や種類の変更など、検討していただけると思います。 ママの症状がつらいと、お腹の赤ちゃんまで苦しくなってしまう・・・というときには、やはりお薬の副作用よりも、症状緩和を優先しなければなりません。 それから、慢性の病気で、お薬をずっと飲んでいる方は、あらかじめ主治医に妊娠について相談しておきましょう。 市販薬に関しては、たいていのものは妊婦さんが使用しても心配ありませんが、薬局で薬剤師さんに相談するといいですね。(専門家に聞くのが一番確実です!) おうちによく置いてあるお薬で気をつけていただきたいのは、痛み止めや解熱剤、消炎剤(湿布薬も!)です。(妊娠前に処方されたお薬は要注意です) この類のお薬は、妊婦さんに禁忌とされているお薬が多いので、慎重に使わなければなりません。 マイナートラブルでよくある腰痛や頭痛など、つらくてお薬の力を借りたいときは、まずかかりつけの産科医に相談するといいですね。 それから、妊娠と気づく前、ごく初期に、お薬を飲んでしまった場合には、だからと言って、赤ちゃんの奇形などを心配しすぎるのは良くありません。 心配な時は、かかりつけの産科医に相談してみてください。 本当に危険とされるお薬は、ごく一部の特殊なお薬ですし、お薬を飲んでしまっても、たいていは元気で健康な赤ちゃんが生まれています。 むしろ、ママが心配しすぎて落ち込むほうが、赤ちゃんにとって良くありません。 もちろん、妊婦さんはお薬をできるだけ使わない方がいいですよね。奇形や発育障害などの重要な問題がないとしても、赤ちゃんにとって心地いいことではないと思います。 ママがお薬を使わずに過ごせるように・・・ 夜11時には就寝し、規則正しい生活・食事をしましょう! 健康管理には、いつもよりも一層気をつけましょう! |